導入事例

  • 業務アプリケーション 導入事例

ビジネスの要となる投資先情報管理システムを大幅刷新。
将来を見据えた大胆な業務プロセスの見直しで投資スタイルの変革を実現!

  • 株式会社ジャフコ様
  • 業種:証券業

株式会社ジャフコ様は1973年に創業された日本最大手のベンチャーキャピタルです。「CO-FOUNDER≒共同創業者」という企業アイデンティティーの元、経験豊富で優秀なベンチャーキャピタリストが時代をリードする起業家を支え、ともに挑戦を続けられています。近年は、組織も働き方も先進的なモデルでありたいという思いから、心地よい空間で自由闊達なコラボレーションの機会を生み出し新たな価値の創造に繋げられるようなオフィス作りや完全フレックス制の導入など、働き方改革にも積極的に取り組まれています。
これらの改革の一環として、ビジネスの要となる投資先情報管理システム(CRMシステム)も従来の業務システムから脱却し、次世代型のコミュニケーションツールへと刷新されることになり、当社が開発を担当させていただくことになりました。

登録に手間のかかる業務システムからの脱却

-システム刷新に至った経緯を教えてください

弊社は2000年代前半に投資先への活動情報を管理する独自のCRMシステム(通称HandS)を導入し、長年運用してきました。いわゆる日報形式ではなく、顧客単位で日々の活動状況を記録してアクティビティを管理しつつ、投資に必要な基本情報も網羅しており、ベンチャーキャピタル系では国内最大級のデータベースでした。
しかし金融ビジネス特有の手堅い仕組みを採用した汎用機上で動くシステムのため、使い勝手の悪さ、入力文字の制限、データ入力の煩わしさ、システム変更対応の手間など、様々な課題を抱えていました。そこでまずは汎用機の廃止を決め、HandSに変わる新システムの検討を開始しました。
当初はクラウド型CRMサービスも候補に挙がりましたが、可能な限り早期の段階で起業家に接触し継続的にトラッキングして投資価値を高めることが重要なベンチャー投資において、フォーキャストの確度を高めるための細かいタスク管理や売上目標管理を主目的としたサービスは不向きであると判断し、見送りました。
また、HandS自体非常に優れたデータ構造を持っており、問題は使い勝手の悪さにあったため、バックエンド構造は生かしたままユーザーインターフェース(以下UI)を改善できれば劇的にサービスが変わるのではないかと考え、フロントの大幅改善を中心としたスクラッチ開発に決定しました。

ビジネス理解度の高さがベンダー選定の決め手

-アイテックスを選定いただいた理由をお聞かせください

開発ベンダーは2社を比較検討した結果、アイテックスにお願いすることにしました。決め手となったのはビジネス理解の高さです。アイテックスは長年にわたりHandSの運用を担当していたためベンチャーキャピタル業務に対する知見が高く、新システム(COMPASSと命名)の構築を安心してお任せできると考えました。
今回はUI が非常に重要なファクターのため、ユーザーとなる投資部門の要望を実現すべくフロントの画面デザインはプロのデザイナーを入れ、ビジネスロジックをアイテックスに組んでいただく形でプロジェクトをスタートしました。

※ HandSおよびCOMPASSはジャフコ様向け投資先情報管理システム(CRMシステム)の呼称です。

現場の「便利」を最優先したコミュニケーションツール

-新システム「COMPASS」はどのようなコンセプトで作られましたか

HandSはあらゆるデータを網羅的に集めることを主目的としていたため、情報の必要性に関わらず半ば強制的に活動状況を報告させており入力負荷の高いシステムでした。
そのためCOMPASSでは無駄な入力項目を削減し、各自が自発的に使いたくなるようなシステムにしたいという思いがありました。そこでUIの導線をシンプルにし、SNSで使われている「いいね」やコメントなどのリアクション機能を実装して、モチベーションの維持とコミュニケーションの活性化を図る仕掛けを用意しました。
実際に運用が始まってみると、世代による文化の違いなどがあり必ずしもこちらの想定通りに全ての機能を使ってもらえるわけではありませんが、インタビューをしてみると「いいね」が押されるとモチベーションが上がるというケースがほとんどでした。この「いいね」のデータを分析してCOMPASSの活性度を図る一つの指標にしています。
現在、開発も4次フェーズに入り周辺サブシステムとの連携を進めていますが、ビジネスチャットツールのSlack(スラック)と連動させることで大きく使い方が変わりました。COMPASSに投稿した内容がリアルタイムでSlackに展開されるため、興味のあるメンバー同士が個々に密なコミュニケーションを取れるようになっています。
またシステムの利用シーンも大きく変えました。HandSは社内PCからの利用に限られていましたが、COMPASSではPCとモバイルアプリの環境を用意し、全社員にモバイルデバイスを配布することで社内外を問わず必要な時に必要な情報を即座に閲覧・登録できるようになりました。

株式会社ジャフコ様 COMPASSのコンセプト

無用なプロセスを削ぎ落し投資スタイルの変革を実現

-「COMPASS」の導入はどのような成果をもたらしましたか

ベンチャー投資は、膨大なデータベースの中から将来有望な企業を発見し、早期にアプローチをかけることが重要です。その点COMPASSは300万件を超える膨大なデータでも高いパフォーマンスを維持しており、検索スピードが非常に早いため、キャピタリスト達が素早く情報を確認してアプローチの可否を判断できるようになりました。
また操作性面においても非常に入力しやすくなり、データ入力に対する心理的な障壁を取り払うことができました。COMPASSは投資の要となるシステムのため、徹底して現場の使いやすさを追求すべく要件定義の段階からユーザーとなる投資部門のメンバーに参画してもらいました。直接彼らの声をアイテックスが拾いながらシステムに組み込んでいく形を取っていただいたおかげで、当社の業務にフィットした最適なシステムが出来上がりました。
そして何よりも、システムを一旦壊して作り替える過程の中で、次世代のジャフコの姿をシステムに落とし込んでいくことができた点が最大の成果だと思います。営業プロセスの概念を大きく変えようとしている時期でもあったため、従来のクローズな世界からオープンな世界へとデータの可視化を行いながら、業務の無用なプロセスを削ぎ落とし再構築することで、投資スタイルの変革を実現できました。
今後はAIの活用なども視野に入れながら、企業成長と共にシステムを進化させていきたいと思いますので、引き続き良きパートナーとしてアイテックスのサポートを期待します。

株式会社ジャフコ様 会社概要

会社名 株式会社ジャフコ(外部サイト)
所在地 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー24階
設立 1973年4月5日
資本金 332億5,167万3,571円
事業内容 インキュベーション投資、ベンチャー投資、バイアウト投資

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